LINEチャットとは?基本機能や運用の注意点を紹介
LINEチャットはユーザーとの直接コミュニケーションを可能にする重要なツールです。本記事では、2024年6月5日にリリースされた一部リニューアル情報を含め、LINEチャットの基本機能、メッセージ配信との違い、活用のポイント、そして運用時の注意点について詳しく解説します。
『LINEでも友だちとメッセージのやりとりができるけど、LINE公式アカウントのチャットも同じなの?』
『LINE公式アカウントのチャット機能はメッセージのやりとり以外にもいくつか機能があるんだよ!紹介するね』
LINE公式アカウントのチャットとは?
「LINEチャット」は、LINE公式アカウントを開設している企業や店舗が、友だちになっているユーザー一人ひとりとコミュニケーションを取るための機能です。問い合わせ対応や予約受付にも活用でき、より密な顧客対応が可能です。
LINEチャットのリリース情報(2024.06.05〜)
2024年6月5日に、LINEチャットの一部機能がリニューアルされました。詳細は下記をご覧ください。
LINEチャットの基本機能
LINEチャットでは、以下の基本機能を活用して、より効率的なコミュニケーションが可能です。
1.送信可能なコンテンツ
テキストメッセージだけでなく、「スタンプ」「ファイル(画像・データ)」「通話リクエスト」「カードタイプメッセージ」「クーポン」など、多様なコンテンツを送信できます。
2.ユーザーやメッセージの管理
チャット管理画面では、ユーザーやメッセージを「ピン留め」して対応中や未返信のものを固定表示できます。また、「要対応オン」「スパムユーザー設定」「削除」といった機能も利用可能です。
【ピン留め】 チャットページの上部に固定表示
【要対応オン】 ユーザーに「要対応」タグを付与
【スパムユーザー設定】 スパムとしてフォルダに振り分け、新着メッセージの通知を無効化
【削除】 チャットルーム内の履歴やユーザー情報を削除
3.ステータスバー
トークルームの上部に表示され、応答状況をユーザーに知らせることができます。例えば、「メッセージ確認後1時間以内に返信します」といった情報を表示することで、ユーザーに安心感を提供できます。
4.チャット履歴のダウンロード・情報の蓄積
ユーザーとのメッセージ履歴は、PCの管理画面からCSVファイルでダウンロード可能です。ダウンロード件数は最大10万件までで、未読メッセージは対象外です。
5.チャット内検索
ユーザーに付与したタグやチャット内のメッセージを検索できる機能があります。タグやキーワードを用いて、必要な情報を迅速に探し出せます。
6.既読をつけずにメッセージ確認
「受信メッセージのプレビュー」機能を使用すると、既読をつけずにメッセージ内容を確認できます。最大10件までプレビュー可能です。
7.チャットの送信取り消し
24時間以内であれば、送信したメッセージの取り消しが可能です。ただし、取り消しを行うとユーザーのトークルームには「<アカウント名>がメッセージの送信を取り消しました」と表示されます。
8.通話リクエスト(LINEコール)
ユーザーからLINE公式アカウントに直接電話をかけられる機能です。企業や店舗から発信はできませんが、ユーザーが電話を希望する場合に通話リクエストを送信できます。
LINEチャットとメッセージ配信との違い
LINEチャット | メッセージ配信 | |
対象ユーザー | 1対1 | 1対n(複数) |
機能の利用目的 | 個別にコミュニケーションをとりたい場合 | キャンペーンの告知など1度に多くのユーザーに情報を発信する場合 |
発生する費用 | 無料メッセージ通数にカウントされない | 有料各料金プランのメッセージ通数にカウントされる |
LINEチャットの活用ポイント
1.LINEチャットで予約・問い合わせができることの案内
LINEチャットを活用して問い合わせや予約を受け付けていることをユーザーに伝え、友だち追加を促しましょう。これにより、電話対応などの時間削減やスタッフの負担軽減が期待できます。
2.ユーザー情報の管理
PCの管理画面では、友だちごとにタグを付けたり、対応内容をメモするなどの顧客管理が可能です。
3.LINEチャットの運用ルールの設定
複数人で管理する場合、問い合わせの確認タイミングや対応時間、言葉遣いなど、統一したルールを設けることで、ユーザーへの対応が一貫性を保てます。
LINEチャットの注意点
1.チャットと自動応答の併用不可
チャットと自動応答メッセージを同時に使用することはできません。都度、設定の切り替えが必要です。
2.メッセージ・画像の保存期間
ユーザーとのトークルーム内で送信されたテキストやファイルには保存期間があります。
●テキストメッセージ:1年間
●画像やビデオ:1年間
●ファイル:1年間
複数人およびグループチャット内で送信されたコンテンツの保存期間は異なり、画像やビデオは2週間、ファイルは1週間です。
3.対応が追い付かない場合のリスク
友だち数が増えると、チャットの対応が遅れる可能性があります。対応漏れを防ぐために、チャット一覧から「要対応」ステータスを付けるなどの工夫が必要です。
以上がLINEチャット機能の紹介です。LINE公式アカウントを運用する際は、メッセージ配信だけでなく、LINEチャット機能も活用して効果的な顧客対応を目指しましょう。
もし、複数ユーザーへのメッセージ配信や対応に困っている場合は、ブレイクスルーにお任せください。ブレイクスルーでは、アカウント開設からメッセージの代理配信や運用サポートまで幅広く対応しています。お気軽にお問い合わせください。