【ROI450%】店舗からEC売上が伸びた!老舗お醤油メーカーのLINE活用成功事例
LINE公式アカウントを始めてみたものの、「手間のわりにECの売上に繋がらない……」「友だちがなかなか増やせない….」「ブロック数がどんどん増えていく……」などなど、多くの店舗ビジネスやEC事業者がこのような悩みを抱えています。
高額な外部ツールを導入したり、複雑な自動化シナリオを組んだりすれば解決すると思われがちですが、本当にそうでしょうか?
福岡市中央区にある老舗お醤油メーカー様は、過度なシステム投資や複雑なマーケティング手法を一切使わず、投資対効果「ROI 450%(投資した費用に対して4.5倍の成果)」をコンスタントに叩き出しています。
今回は、弊社が5年以上にわたりパートナーとして「一歩先を見据えた提案と実行」を共に行ってきた、店舗からECサイトへのリピートを生み出す「4つのステップ」と運用の舞台裏を公開します。
目次
1. 新規友だちを確実に囲い込む「来店時」の超ストレート導線

LINE運用を始めた販促担当者様が最初にぶつかるのが、次のような現場の壁です。
●「友だちがまったく増えない……」
●「スタッフに声掛けを徹底しても、いつの間にか形骸化してしまう……」
しかし、こちらの老舗お醤油メーカー様の導線は驚くほどストレート。特別なシステムは使用せず、
「来店されたお客様への丁寧なお声がけ」と
「その場で使えるファーストクーポン」を組み合わせただけです。
店頭にポスターやQRコードを分かりやすく掲示するのはもちろん、スタッフ様が「今のお会計からすぐ使えますよ」と、お客様がレジ前で最もおトクを感じる瞬間に直接メリットをお伝えして登録を促します。
📈 確実な行動に裏付けデータ
●新規獲得ユーザーの当月クーポン使用率: 90.2%(2026年4月度実績)
●全体のクーポン累計使用率: 74.39% 〜 80.00% を常に維持
●一般的なLINEアカウントのクーポン使用率は数%〜十数%と言われる中、こちらのメーカー様では登録した新規ユーザーの10人中9人が、まさに「その日、その場」でおトクを実感しています(※当月内の次回来店時に使われたケースも含みます)。
スタッフの声掛けが定着しない原因の多くは、「何を言えばいいか分からない」という心理にあります。
しかし、このように「今すぐ使えるおトク」が明確であれば、スタッフ様も自信を持って案内でき、現場での形骸化を防ぐことができます。まずはここで、「ただの来店客」を「LINEで繋がる顧客」へと確実にシフトさせます。
2. 売り込みは最小限。「まず読んでもらう」ためのコンテンツ設計
せっかく友だちが増えても、配信のたびに「新商品が出ました!」「お買い得!」と売り込みばかりを続けていれば、ユーザーは一瞬でブロックしてしまいます。
そこで弊社が提案し、メーカー様と共に徹底しているのが、「売り込み」を「お役立ちコンテンツ」へ昇華させることです。
まずは「配信を見てもらう環境(土台)」を構築し、アカウント自体の開封率や反応率のベースを底上げすることに注力しました。
ユーザーの心を掴んだ配信・コラム事例
「春キャベツと冬キャベツの違い」の豆知識(2月中旬配信)

「冬キャベツは煮込み向き、春キャベツはサラダ向き」といった豆知識と調理法に絡めて自社商品を自然に訴求。クーポンなしの純粋なコラムでありながら平均クリック率を維持し、日常の「読み物」として定着しています。
「人気商品×黄金比レシピ」特集
単なる商品紹介ではなく、その調味料を使った「失敗しない黄金比レシピ」を提案。人気商品と失敗しないという関心の高さから、アカウント全期間平均の1.5倍のクリック率を記録しました。



年間を通じてユーザーの「季節に合わせたおすすめレシピ」を配信しています。意識しているのはユーザー目線で作りたいレシピであるかどうかです。
【春】
「新じゃがが主役✨絶品肉じゃが」 「季節のらっきょ漬け」
【夏】
「食欲そそる、夏野菜の彩りピクルス」「さっぱり美味しい、夏野菜の揚げ浸し」
【秋】
「旬のさといもの煮っ転がし」「旬を味わう、エビときのこのあごだしアヒージョ」
【冬】
「ほったらかすだけ、ほかほか手羽煮込み」 「正月明けにおすすめ!あご出しで作る七草粥」
これら日常に寄り添ったレシピ配信は、常にクリック率12%前後という高い水準で安定しています。
爆発的な一過性の数字を狙うのではなく、「ユーザーが本当に知りたい情報」を届け続ける。この愚直な引き算のコミュニケーションこそが、ブロック数を最小限に抑え、いざという時のEC販促が10倍効く「愛されるアカウント」を作る秘訣です。
3. なぜROI 450%なのか?店舗からECへ繋ぐ「リピートの仕組み」
ここからが本題です。なぜ、このシンプルな運用で高打率なROI(投資対効果)を維持できるのか。それは、「日常のエンゲージメント」と「逃さない動線設計」が美しく連動しているからです。老舗お醤油メーカー様では、以下のステップで自然に「ECサイトの存在」を認知させ、購入へと繋げています。
【ステップ1】
店舗やサイトでLINE登録(ファーストクーポンで即体験)
▼
【ステップ2】
レシピやクイズなど「お役立ち情報」配信(読む習慣の構築)
▼
【ステップ3】
リッチメニュー(常設看板)による、いつでも買えるEC動線
▼
【ステップ4】
ここぞというタイミングでの「刈り取り配信」
すべての配信文末、およびスマホ画面の下部に表示される「リッチメニュー」にECサイトへの動線を常設。日常の配信でアカウントを開く習慣があるため、ユーザーは自然とECの存在を認識するようになります。
利益を削らない、3年継続の「鉄板施策」
驚くべきことに、このアカウントでは「大幅な安売り」をほとんどしていません。売上を大きく牽引しているのは、年に1回の「創業祭」、そして3年以上毎月継続している「19日のECポイントUPデー」です。
日頃からメッセージを「読む習慣」があるユーザーに対し、ベストなタイミングでこの定例イベントを案内することで、「毎月19日はポイントが貯まるから、そろそろお醤油を買い足そう」というリピートのサイクルをユーザーの行動心理の中に定着させることに成功しました。
GA4が証明するLINEの貢献度
この老舗お醤油メーカー様は元々ブランド力が非常に高く、ECサイトへの流入の多くは「ブックマーク(直接流入)」が占めています。
しかし、GA4(Googleアナリティクス4)のデータを分析すると、「ECサイト全体の総売上のうち、確実に5%はLINEから流入したユーザーである」という事実が判明しています。
LINEの月額運用コスト(サポート費用+配信原価)に対して、この「LINE経由のEC売上5%」が大きく上回り続けているため、過度な値引きをせずともコンスタントにROI 450%(投資対効果4.5倍)という驚異的な数字を維持できているのです。熱量の高いファンが集まるブランドだからこそ、LINEが「買い忘れを防ぐリマインド」として機能し、確実な売上の底上げを担っています。
4. バナーの「見せ方」を変えただけ。ストレスを減らして反応率1.7倍
さらに、弊社では「一歩先を見据えた改善」として、クリエイティブのUI(見せ方)改善も常に実行しています。
それを証明したのが、冬の風物詩である「お歳暮(贈り物)」のリマインド配信です。 前年までは、スマホ画面を横にスワイプして閲覧する「カードタイプ構成」で配信していました。しかし、ユーザーにとっては「横にめくる」という1動作が小さなストレスになり、途中で離遅してしまう原因になっていたのです。

そこで翌年、弊社から「スマホを片手で持ったまま、自然に親指で下へスクロールできる『縦長バナー構成』への刷新」をご提案・実行しました。

クリエイティブ改善によるビフォーアフター
●配信内容・テーマ:
前年とほぼ同様(お歳暮のリマインド)
●改善結果:
縦長バナーへの変更だけで、ECへのクリック数が約1.7倍に急増
デザインのトレンドを追うのではなく、「スマホを操作しているユーザーが、どう動線を作れば最もラクに指を動かせるか」。この徹底的なユーザー目線のUI改善こそが、余計なコストをかけずに投資対効果(ROI)を跳ね上げるレバーとなります。
まとめ:5年以上解約なし。成果にコミットする「身の丈に合ったDX」
流行りの複雑なマーケティング機能や、拡張機能を必ずしも導入する必要はありません。
大切なのは、以下の2点です。
1.日常の配信をおもてなし(コンテンツ)に変え、読む習慣を作ること
2.ポイントUPデーや常設リッチメニューで、ECでの購入を習慣化させること
この本質をシンプルに突き詰め、1つひとつの数値を検証・改善し続けてきたからこそ、老舗お醤油メーカー様は盤石なリピート売上の基盤を確立されています。
そして、このメーカー様と弊社が5年以上の長きにわたり、解約なしで深い信頼関係を築けている最大の理由は、弊社がただの「作業代行」ではなく、「常に一歩先を見据えた提案と実行」を行う伴走型の支援を続けてきたからです。
またこの基盤の上に、拡張機能を付け加えることでより効果の高い運用が実現可能になります。
あなたの会社に眠っている「リアル店舗の強み」や「専門知識」も、伝え方と運用の仕組みを少し整えるだけで、大化けするリピートの武器になるかもしれません。
📢 あなたのLINEアカウントの「ポテンシャル」を診断しませんか?
「自社のアカウント、どこを改善すればECの売上に繋がる?」 「ファン層を崩さずに、LINEからECへの動線を作りたい」
そんなLINE販促担当者様へ。弊社では、現在の運用状況や課題に合わせた最適な一歩をご提案しています。まずはお気軽にご相談、または公式LINEへのご登録をお待ちしております。

